SEOの観点から、取得するドメインの過去の使用履歴を
調べるのはよく行われている。
しかし、それだけでは足りない。
サーバーからメール送信をする場合は、
特に注意が必要だ。
そのIPアドレス、大丈夫?
AWSなどのクラウド や VPSを使ったサーバーを
契約すると、IPアドレスが割当てられて提供されると思うが、
(AWSでいうと、ElasticIPというやつだ)
これの過去の履歴も洗う必要がある。
もし、運悪く ブラックリスト に載っていると、
メールをサーバーから送信しても、
拒否される率が高くなるのだ。
IPアドレスの状況チェックは、下記のサイトからできる。
実際に私は、契約しているうちの1台のサーバーが
それに該当した。
ブラックリストから抜け出せない
このブラックリストのサイトから、
自分のIPアドレスを削除してほしいと
申請できるのだが、、、
これまでのところ2回申請して、何も反応はない。
憶測だが、このサイトの運営は、
かなり雑なのではないだろうか。
なので、割り当てられたグローバルIPアドレスについては
サービスインする前に、調べるしか予防策がない。
みなさんもお気をつけください。
IPアドレスのほうが、ドメインよりも
頻繁に使い回されているはずですから
まさに、「中古」そのものです。
今回はメールで支障が出ているだけですが、
Web APIのアクセス制限や、特定サービスへの
接続拒否なども想定できます。
結論
プロジェクト開始時のインフラ準備プロセスに、
割り当てられたIPアドレスの履歴確認を組み込むことを
おすすめします。